岡山子どもの本の会のホームページへようこそ
「岡山子どもの本の会」(代表:脇 明子)は、絵本や児童文学が大好きな方、子どもに本好きになってほしい方、子どもにどんな本をすすめたらいいのかわからない方、そんな方たちのための会です。会では年に数回ずつ講演会、例会を開催し、会報誌『ぐんぐんぐん』には、かなり詳しい報告を載せています。
〒700-8516
岡山市北区伊福町2−16−9
ノートルダム清心女子大学
湯澤美紀研究室内
URL:http://gungungun.g.dgdg.jp
eメール:gungungun@mbf.nifty.com
FAX:086-251-1076
◆選書セミナーのご案内
「5歳児の世界をのぞいてみよう」+物語に見る「女の子の生き方」
日時/2022年9月3日(土)
午後2時から4時
会場/岡山国際交流センター7F多目的ホール
参加費/一般500円、準会員と学生は300円
会員と学生会員、高校生以下は無料
2019年に二歳児を取り上げて以来、三歳児、四歳児と、絵本やお話に関する事例を中心に子ども理解を深めてきたシリーズも、いよいよ五歳児に到達。友だちと共有した絵本やお話を日々の遊びや生活に取り入れるのも、お手のもの。園では「年長さん」として、小さい人たちに慕われ、先生まかせでなく、自分たちで生活を作っていこうとする姿も見られるようになってきます。たくさんの経験の積み重ねが花開き、興味・関心をぐんぐん広げて育っていく様子は、頼もしいかぎり。
そんな姿を見ると、大人はつい、「もうすぐ小学校だから、自分で読みなさい」と、絵本をお勉強の道具にしてしまいがち。でも、子どもといっしょに絵本やお話を楽しめるのは、いまのうちだけ。せっかくの幸せな時間を満喫しないのは、もったいないかぎりです。 年長の子どもたちむきの絵本や物語には、大人にも楽しめるものがたくさんあるので、すてきなものを見つけて、いっしょに楽しみましょう。ずっとあとになって、「あのお話、好きだった」「あの絵がよかったよね」と、親子で語りあえたら、最高ですよね。
後半には、物語に見る「女の子の生き方」を取り上げる予定。いま、リストアップされているのは、『ふたりのロッテ』や『思い出のマーニー』から、新しいところでは、『海のアトリエ』や『きょうりゅうレディ』など。自分にしか歩めない道を進んでいく女性のかっこよさや、一見、地味に見える生き方からにじみ出てくる美しさや豊かさを、見つけていけたらと思っています。お楽しみに。
◆講演会のご案内
「子どもの本で多様な窓をあける」(仮題)
講師:さくまゆみこさん
日時/2022年12月17日(土)
午後2時から4時
会場/岡山国際交流センター7F多目的ホール
参加費/一般1000円、準会員と学生は500円
会員と学生会員、高校生以下は無料
私たちはこれまで、子どもの本を通して、わずかとはいえ世界各地の文化や歴史に触れてきましたが、触れる機会が少なかったのがアフリカ。それでも、南アフリカのすばらしい昔話集『カマキリと月』は、大好きと言われる方が大勢おいでですし、最近出された、これまた途方もなくおもしろい『キバラカと魔法の馬』も、さっそくお読みの方が少なからずいらっしゃると思います。
これらを訳してくださったのは、翻訳家で「アフリカ子どもの本プロジェクト」の代表や、日本国際児童図書評議会の会長をつとめてくださっている、さくまゆみこさん。ご著書には、なぜアフリカに関心をもたれたか、アフリカでどんな活動をしてこられたかについて書かれた、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』という本もおありです。
暮れも押し詰まってからになりますが、スケール抜群の活躍をされているさくまさんのお話をうかがい、アフリカで語りつがれてきた物語の独得な魅力に触れて、たっぷりとエネルギーを蓄えていただければと思います。