カニグズバーグを読む
講師:脇明子さん
日時:2018年7月21日(土) 14:00〜16:00
会場:ノートルダム清心女子大学 ヨゼフホール2F2200JB
岡山市伊福町2−16−9 (TEL:086−252−1155)
(大学構内には駐車場がありません。必ず、近隣の駐車場をご利用ください。)
地図
この会では、昨年5月に、読書会をテーマにした例会を開きましたが、その際にカニグズバーグの『エリコの丘から』を読んだグループからの報告は、会報第96号を読んでいただけばおわかりのように、群を抜いた熱気にあふれていました。脇さんは、大学で卒論指導をされてきたなかでも、カニグズバーグ作品を研究した学生たちの特別な育ちっぷりに驚かされることが多かったそうで、どこにその力の秘密があるのだろうと、この1年、少しずつ原書を集め、ていねいに読み返してこられたそうです。 カニグズバーグは、ほぼ40年の作家生活のなかで、長編を15作発表していますが、今回は、そのキャリアのちょうどまんなかあたりで発表された問題作『エリコの丘から』と、作家デビューしたとたんに、『クローディアの秘密』とともにニューベリー賞の候補となり、おなじ作家の2作品が最後まで賞を争ったことで名をはせた、『魔女ジェニファとわたし』を取り上げたいとのこと。あらためてじっくり読んでみると、『魔女ジェニファとわたし』のなかには、『エリコの丘から』や、最後の傑作『ムーンレディの記憶』へとつながっていくものが、すでに豊かに含まれていたとわかり、ますますカニグズバーグが大好きになっておられるそうです。お楽しみに。 |