『河童のユウタの冒険』を読む
講師:斎藤惇夫さん
日時:2017年7月8日(土) 14:00〜16:00
会場:ノートルダム清心女子大学 ヨゼフホール3F2300JB
岡山市伊福町2−16−9 (TEL:086−252−1155)
(大学構内には駐車場がありません。必ず、近隣の駐車場をご利用ください。)
地図
待ちに待った斎藤惇夫さんの『河童のユウタの冒険』が、この4月についに福音館書店から刊行されました。「河童と天狗が出てくるファンタジー」というのは、『ホビットの冒険』や『指輪物語』『ナルニア国ものがたり』をはじめ、数々のすばらしい翻訳や評論を私たちに残してくださった瀬田貞二さんが、いつか書きたいと願われながら、膨大な翻訳等のお仕事に時間を奪われて、ついにお果たしになれなかった夢の企画。あとを託された斎藤惇夫さんにとっても、瀬田さんの思いの深さをよくご存じなだけに、容易には取りかかれない、大きなお仕事だったにちがいありません。 それがようやくこのほど、上下二冊のとても美しい本となって刊行されました。物語のはじまりは、斎藤さんがお育ちになった新潟の、冬には白鳥がやってくる潟湖。そこから、主人公である河童のユウタとその仲間になるものたちの、信濃川を遡っていく大冒険がはじまります。とりわけうれしいのは、後半で危機に瀕したユウタたちに助けの手をさしのべてくれるのが、瀬田さんご夫妻にちがいないご夫婦である こと。斎藤さんのお話をうかがってから、また読み返すのが楽しみでなりません。 もう読まれた方も、これからの方も、ぜひぜひご参加ください。本の販売も予定しています。 ![]() ![]() ![]() |