センダックの不思議な世界
講師/脇 明子さん
日時:2012年10月20日(土)
会場:ノートルダム清心女子大学 中央棟3F 630ND
岡山市伊福町2−16−9 (TEL:086−252−1155)
(大学構内には駐車場がありません。必ず、近隣の駐車場をご利用ください。)
地図
この5月8日に、『かいじゅうたちのいるところ』で名高いアメリカの絵本作家モーリス・センダックが亡くなったことは、すでにお聞きおよびのことと思います。センダックはニューヨーク生まれの都会っ子ですが、両親はともにポーランドの農村出身のユダヤ人。まったく異質な二つの文化をルーツとして育ったことが、都会的なセンスと土着的な奥深さが混じりあった、彼ならではの作風を生み出したそうです。 脇明子さんは、センダックがすばらしい挿絵を描いたディヤングの『丘はうたう』でこの絵本画家と出会い、以来、センダックの絵本のうちでもとりわけ謎の多い『まどのそとのそのまたむこう』や、彼が影響をうけたさまざまな作家や画家たちのことや自分の作品のことを語った『センダックの絵本論』の翻訳を通じて、この多彩な顔を持つ絵本作家に深い関心を寄せてきました。そこで今度は、『まどのそとのそのまたむこう』のさまざまな謎に迫っていくことを中心に、センダックの不思議な世界をみなさまといっしょに探索してみたいとのこと。会場では、収集してこられたたくさんの絵本や挿絵本を展示したり、珍しい資料をスライドで見ていただいたりもする予定で、なかには、センダックが舞台美術を手がけたオペラの資料などもあるとのこと。どうぞお楽しみに。 |