子どもたちが「絵本を読んでもらう」ことから、「物語を読む」ことへ進むのがむずかしいのは、小学生になって急速に力強い手応えを求めるようになっているのに、「読む力」がそれに全然追いつかないからではないでしょうか。そんな時期の子どもたちに何を手渡せばいいか、また、限られた時間での朗読や本の紹介などをどう行なえばいいか、具体的に提案していく予定です。 今度のセミナーでは、「岡山子どもの本の会」代表でノートルダム清心女子大学教授の脇明子から、子どもが物語に求めているものがスケール感とリアリティであることや、耳から聞くことの大切さについてお話をし、そのあと、小学校、幼稚園、保育園、図書館、公民館など、さまざまな場で子どもや本と関わっている会員たちから、「小学校になったときにおさらいのように楽しむとよい本」「大きくなりたい、つよくなりたいという願いに答えられる物語」「スケール感とリアリティをかねそなえ、子どもが食いついてくる物語」「プラスアルファの工夫」などの説明をしていく予定です。 会場は、岡山駅西口から大学のほうにむかって広い道を少し行き、奉還町商店街の手前で左へ折れてすぐの右側にあります。駅から徒歩5分程度です。すぐそばに岡山駅西口パーキング(有料)があります。 |