私たちの会から生まれた本が2冊、近日中にあいついで岩波書店から刊行されます。5月末に出る『子どもの育ちを支える絵本』は、脇明子編著(共同執筆者は湯澤美紀・片平朋世・梶谷恵子)で、幼稚園や保育園、家庭における幼児たちの愉快な事例をたくさん取り上げつつ、実体験を促し、子どもの育ちを支えるのはどんな絵本なのかを論じています。 6月末刊行の『自分を育てる読書のために』は、脇明子と小幡章子の共著で、小幡の中学校司書としての経験をもとに、いまの中学生たちが力のある物語と出会ってどう育っていったかを、涙あり笑いありの豊富な事例とともに語ったものです。内容の一部は、昨年5月の例会でも発表されましたが、中学生の生の声がたっぷり盛りこまれていて、元気が出ること請け合いの本にまとまりました。どちらも当日販売する予定です。 2冊とも、会でのこれまでの勉強や意見交換、多くの方からの励ましがあったからこそできた本です。例会では、本を作る過程で見えてきたことや今後の課題などを発表し、事例に出てくる絵本や物語の本のうち、これまでに取り上げる機会がなかったものなどをご紹介していきます。 今回はお話を少し早めに切り上げ、続いて、昨年たいへん好評だった茶話会を開催いたします。スタッフに声をかけていただければ、地域の近い方や、共通の課題に取り組んでおられる方などにご紹介しますので、この際、ぜひ新しい仲間を見つけ、パワーアップの機会になさってください。 今回は、会場の場所がいつもと違うので、気をつけてください。 中央棟(いつもの講演会の会場)の入口から見て、水鏡の向こう側にある渡り廊下がロゴスホールへの通路になっています。ちょっとわかりにくいのですが、案内表示に従って歩いていくと、ロゴスホールがあります。 東門を入ってすぐ左へ行く道を通っても、自転車置き場を抜けてロゴスホールへ行くことができます。 |