講演会 『王さまと九人のきょうだい』の源流をたずねて
講師:君島久子さん(国立民族博物館名誉教授)
日時:2007年3月24日(土) 午後2時から4時
会場:ノートルダム清心女子大学 中央棟4階640ND
岡山市伊福町2−16−9 (TEL:086−252−1155)
(大学構内には駐車場がありません。必ず、近隣の駐車場をご利用ください。)
地図
『王さまと九人のきょうだい』は、「ちからもち」「くいしんぼう」「はらいっぱい」など、さまざまな特技を持った九人きょうだいが、王さまの無理難題にたちむかうという、中国西南部の少数民族の昔話。赤羽末吉さんの絵による絵本は、少し長い物語が聞けるようになってきた子どもたちに、とても人気があります。
このお話を日本語になさったのが、中国とその周辺の諸民族の民話や伝説を研究してこられた、国立民族博物館名誉教授の君島久子さんです。君島さんが力強い翻訳で日本の子どもたちに手渡してくださった昔話は、そのほかにもたくさんあります。絵本でおなじみなのが、『ほしになったりゅうのきば』『銀のうでわ』『巨人グミヤーと太陽と月』など。絵本から物語への橋渡しに最適な昔話集には、『白いりゅう黒いりゅう』や『けものたちのないしょ話』『チベットのものいう鳥』があります。そうそう、『西遊記』もお忘れなく。三蔵法師と孫悟空たちの大冒険を描いたこのお話は、ユーモアと格調をかねそなえた君島さんの翻訳で楽しむのがおすすめです。
その君島さんが、『王さまと九人のきょうだい』について長年研究してこられたことを、たっぷりと語ってくださいます。珍しいお話がたくさんうかがえそうですので、ぜひいらしてください。
参加費:一般1000円、学生、準会員500円、高校生以下は無料
岡山子どもの本の会会員は無料 準会員は500円
当日、入会することもできます(年会費3000円、学生会員と準会員1500円)
主 催:岡山子どもの本の会(代表 脇 明子)
問い合わせ先:TEL 086−281−6612(吉備こどものとも社)
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