講演会のご案内

講演会 「児童文学における子ども性について」
講師:青木由紀子さん

日時:2006年6月17日(土)  午後2時から4時
会場:ノートルダム清心女子大学  中央棟4階640ND
     岡山市伊福町2−16−9 (TEL:086−252−1155)
     (大学構内には駐車場がありません。必ず、近隣の駐車場をご利用ください。)

         地図

 日々成長していく子どもの心のなかで、いったいどんなことが起こっているのか、それは、そばで見ている大人にはさっぱりわからず、当の子ども自身にも、なかなかつかめるものではありません。口を開いたら考えてもいなかった言葉が飛び出したり、予想外の感情が湧き上がってきたり……子どもたち自身にとっても謎だらけな成長期の心の秘密を見事に解きあかしてくれるのが、優れた児童文学のありがたさです。
 今回、現代の児童文学が見事にとらえた子どもたちの姿について語ってくださるのは、和洋女子大学教授の青木由紀子さん。翻訳家としても活躍されている青木さんは、『足音がやってくる』『地下脈系』『空中の王国』『いかさま海賊こんぐら航海記』など、今度国際アンデルセン賞の受賞が決まったニュージーランドのマーガレット・マーヒーの作品を、たくさん訳していらっしゃいます。講演で取り上げてくださるのは、マーヒー作品のほか、ハミルトンの『キャミーの八月』、フォックスの『片目のねこ』、ボーデンの『ペパーミント・ピッグのジョニー』などの予定です。
 もうひとつ楽しみなのが、「ゲド戦記」で名高いル=グウィンのお話。近日、岩波書店から、『ファンタジーと言葉』と題したル=グウィンの評論集が出版されますが、青木さんはその翻訳者でもあり、ル=グウィンの創作の秘密についての興味津々なお話がいろいろうかがえそうです。

        


         

参加費:一般1000円、学生、準会員500円、高校生以下は無料
     岡山子どもの本の会会員は無料 準会員は500円
     当日、入会することもできます(年会費3000円、学生会員と準会員1500円)
主 催:岡山子どもの本の会(代表 脇 明子)
問い合わせ先:TEL 086−281−6612
(吉備こどものとも社)

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