講演会のご案内

講演会 『シートン動物記』の魅力

講 師:小泉吉晴さん
日 時:2005年4月16日(土) 14:00〜16:00
会 場:ノートルダム清心女子大学 中央棟4階640ND
     岡山市伊福町2−16−9 (TEL:086−252−1155)
     (大学構内には駐車場がありません。必ず、近隣の駐車場をご利用ください。)

         地図






 『カランボーのオオカミ王 ロボ』や『ワタオウサギの子どもの物語 ラギーラグ』などを読んでおられない方も、それらを含む『シートン動物記』のことはご存じでしょう。1860年生まれのシートンは、子ども時代に移住したカナダの自然に大きな喜びを味わい、大好きになった野生動物たちとかかわって生きていくために、まず動物画家になり、それから動物物語を書きはじめました。シートンは動物たちを擬人化せずに、ありのままに描いていますが、綿密な観察と深い共感のなせるわざか、私たちは、まぎれもない個性を持ったその一匹の「人生」をかいまみたような気にさせられます。
 シートンにはさらにいろんな顔があります。まだアメリカ先住民たちの存在が低く見られていた時代から、シートンは自然と調和した彼らの生き方に深い敬意をいだき、その知恵を子どもたちに伝えるためのユニークなキャンプを企画したりもしています。
 そんなシートンの生き方に強く惹かれ、『動物記』の新しい翻訳を手がけられるとともに、『子どもに愛されたナチュラリスト シートン』(福音館)というすばらしい伝記を執筆されたのが、ご自身も動物学者である今泉義晴さんです。今度の講演会では、今泉さんがなぜシートンに惹かれておられるのか、という原点から、『動物記』の考え方、シートンから見えてきたものなどを、深く語っていただける予定です。今泉さんご自身は、ムササビやヒメネズミなどの小動物の生き方の謎を追求しておられるそうで、そのお話も聞かせていただけることと思います。どうぞお楽しみに。
   

  参加費:一般1000円、大学生500円、高校生以下は無料
      岡山子どもの本の会会員は無料 準会員は500円
      当日、入会することもできます(年会費3000円 学生会員、準会員1500円)
  主 催:岡山子どもの本の会(代表 脇 明子)
  後 援:岡山県教育委員会
  問い合わせ先:TEL 086−281−6612(吉備こどものとも社)

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